中村嶺亜の出身大学はどこ?美大油絵専攻とアイドル両立の舞台裏
中村 嶺 亜 大学というキーワードが、ファンの間で長きにわたり特別な熱を帯びて語り継がれているのには、単なるタレントの学歴詮索にとどまらない決定的な理由がある。ステージ上で放つ端正かつ刺激的なアイドル性と、巨大なキャンバスに向き合い油絵の具まみれで課題と格闘していた美大生としてのリアルな日常。その鮮烈なコントラストだ。STARTO ENTERTAINMENTに所属する人気グループ「7 MEN 侍」のセンターを務める彼は、過酷なエンタメの最前線に身を置きながら、難関とされる4年制美術大学をストレートで卒業した。
華やかな芸能界でトップを目指す男性アイドルが大学へ進学するケース自体は珍しくなくなった。しかし、ネット上で定期的に話題へ上る中村 嶺 亜 大学にまつわる数々の逸話がひときわ異彩を放つのは、選んだ進路が片手間の通学では到底単位の取れない「美術大学の油絵専攻」だったからにほかならない。徹夜で作品を仕上げてはリハーサル室へ駆け込む日々。表現者としての強固な幹は、いかにして築かれたのか。
7 MEN 侍・中村嶺亜の出身大学はどこ?多摩美術大学とされる真相と油彩画専攻のルーツ
公式プロフィールにおいて具体的な校名が大きくアピールされることは少ないものの、ファンの間やアート関係者の間では、中村嶺亜の出身校が「多摩美術大学」の美術学部絵画学科油画専攻であることは公然の事実として知られている。彼自身、雑誌のインタビューやメディア出演の折に「4年制の美大で油絵を専攻していた」と明言しており、大学在学期間である2015年4月から2019年3月までのタイムラインも完全に一致する。
美大受験は、学科試験の勉強だけで突破できる世界ではない。石膏デッサンや色彩構成といった専門的な実技試験を課され、予備校で何百時間も木炭や鉛筆を走らせなければ合格通知は届かない。中村は多忙を極めるジュニア活動の合間を縫い、実技対策を徹底してやり抜いた。彼が選んだ油彩画は、絵の具の乾燥に時間がかかり、制作プロセスのすべてにおいて物理的な拘束時間を要求される分野だ。安易な肩書き作りのためなら、絶対に選ばない険しい道を、彼は自らの意志で選んだ。
キャンバスとステージの往復:油絵の具にまみれた過酷な美大生ライフ
美大生の生活は、外から見る優雅なイメージとは程遠い。特に油画のアトリエは、揮発油やテレピンの匂いが充満し、作業着であるつなぎは絵の具の飛沫で固まる現場だ。中村も例外なく、爪の間に絵の具を詰まらせ、手肌を荒らしながら制作に没頭していたという。
当時のスケジュールは過密を極めていた。大学の必修講義や実技制作を終えた足でレッスン場へ向かい、深夜までダンスの振り入れを行う。翌朝にはまたアトリエのイーゼルの前に立つ。制作が間に合わなければ、アトリエに泊まり込んで大作を描き続けることも日常茶飯事だった。アイドルの仕事現場に私物の画材を持ち込み、楽屋の隅でアイデアスケッチを広げていた姿を記憶する仲間も少なくない。華麗なスポットライトと土臭いアトリエ。対極にある二つの世界を行き来する精神力は、並大抵のものではなかった。
学内目撃情報と卒展のリアル――目撃者が語る「美大生・中村嶺亜」
キャンパス内における彼の立ち振る舞いは、驚くほど自然体だったと伝えられている。八王子キャンパスの学食や売店での目撃談、あるいは共通講義の教室で見せた姿に、芸能人特有の近寄りがたいオーラはあえて消されていた。ひとりの学生として課題の講評に臨み、教授や講師からの容赦ない批評に耳を傾ける。美大の講評会といえば、自作の意図を論理的に説明し、時には厳しいダメ出しを受け止める過酷な場だ。芸能界での知名度など一切通用しない空間で、彼は作品と己の精神を鍛え上げていた。
2019年早春に開催された卒業制作展(卒展)でも、彼の作品は展示会場に堂々と並んだ。周囲の学生と何ら変わらぬ熱量で仕上げられたその大作には、表現者としての苦悩と祈りが刻み込まれていた。展示を見守った人々が感じ取ったのは、タレントの余技ではなく、一人の画家が残した本気の足跡だった。
『恋の病と野郎組』や舞台『SUPERHEROISM』と並行した超絶両立術
大学生活の後半から卒業直後にかけて、彼のタレントとしてのキャリアは急速に加速していった。2018年にはバンドスタイルを強みとするグループ「7 MEN 侍」が結成され、センターとしての重責を担うことになる。卒業年度の直後には、テレビドラマ『恋の病と野郎組』でのメインキャスト抜擢や、ミュージカル舞台『SUPERHEROISM』での主演など、俳優としての大型案件が次々と舞い込んだ。
卒業論文や卒業制作に追われる美大の最終学年は、一般大学以上に時間の融通が利かない。徹夜続きの卒業制作と、新グループの立ち上げに伴うライブリハーサルが重なった時期の過酷さは想像を絶する。それでも彼はどちらかを言い訳にすることは決してしなかった。演じること、歌うこと、描くこと。すべての表現活動が根底でつながっていることを、彼は過密な実務を通じて体感していたに違いない。
YouTube『ジュニアCHANNEL』やTVerで見せる芸術的センスの原点
美大で培った専門知識と感性は、現在のメディア展開でも唯一無二の武器として機能している。YouTubeの『ジュニアCHANNEL』で配信される企画では、グループのグッズデザイン、スケートボードデッキのペイント、ライブの演出ビジュアルなどでプロ顔負けの色彩感覚と構成力を披露。メンバーへのデザイン指南も含め、企画を牽引する場面が目立つ。
また、TVerなどで配信されるバラエティ番組やドラマ出演時にも、物事の捉え方やコメントの端々に美大特有の観察眼が光る。デッサンとは対象の構造を正確に捉え、本質を抽出する作業だ。画面の向こうにいる視聴者が何を求め、自分がどう振る舞えばシーンが成立するのか。油彩画を通じて身につけた俯瞰的な視覚言語が、彼のタレント性をより立体的なものに仕立て上げている。
妥協なき二刀流が築いた表現力:男性アイドル界随一の異能が放つ輝き
アイドルが何かを「兼業」することは、時に中途半端という批判と隣り合わせになる。しかし中村嶺亜の足跡を振り返る時、そこに妥協の二文字を見出すことはできない。美大の4年間を駆け抜け、油絵という時間のかかる古典技法と向き合い続けた経験は、目先のトレンドに左右されない表現の芯を彼に与えた。
筆をマイクに持ち替え、アトリエの孤独を大歓声のステージへと昇華させた中村嶺亜。彼が美大で過ごした泥臭くも濃密な歳月は、これからも7 MEN 侍のパフォーマンスに深みを与え、唯一無二の光を放ち続けるはずだ。 (出典: 中村 嶺 亜 大学(Yahoo!ニュース))